[Systemic lupus erythematosus in identical twins: report of a pair of concordant and another pair of discordant twins].

1986 
SLEの発症をみた二組の一卵性双生児例を経験した.一組は20才の姉妹例で,両者ともSLEを発症している.両者の間では発症時期の違いの他,免疫学的検査等の一部に不一致を認めたが,両者の間の環境因子に特に違いはなく,日光曝露が発症時期に影響を与えたと考えられた.もう一組は22才の兄弟例で,兄はSLEであつたが,弟はBFP以外は特記すべきものがなかつた.この両者も環境因子は同等であつた.以上の二組の血縁者調査では,姉妹例では,他に免疫学的異常を認める者はなかつたが,兄弟例では,他に抗核抗体弱陽性者を認め,父方のHLAハプロタイプが一致していた.この両組について, MLC,免疫グロブリン産生能, ALAについて検討した.
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