Study of NH 4HS concentrating mechanism in air cooled heat exchanger tubes

2011 
NH4HSによる腐食は高濃度で異常な速さとなり,この腐食が懸念される水素化脱硫装置などの高圧設備では,腐食漏洩により大事故に至る可能性が高いため,設計段階で防食面の配慮が必要となる.空冷式熱交換器伝熱管気相部に発生した選択的なNH4HS腐食事例を基に,伝熱係数を考慮したNH4HS濃縮モデルを構築し,伝熱管各部位での気相凝縮部と液相部の温度とNH4HS濃度を解析した.その結果気相凝縮部は液相部よりも伝熱係数が大きく,高濃度のNH4HS水溶液が生成することが示された.実装置での腐食現象を定量的に表現することができただけでなく,NH4HSによる腐食が懸念される伝熱管の防食設計には,管のフローパターン,外気温度,気相凝縮部での推定NH4HS濃度を考慮する必要があることを明らかにした.
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