1.尿失禁に対する手術 TOT 手術

2011 
女性は比較的若年から尿失禁が出現するケースを多く認め,高齢になるほどその率は高くなります.失禁は「漏れるのではないか,におうのではないか」と心配で外出の機会が少なくなるといったQOLを障害する大きな要因となります.失禁には大きく分けて,腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁,それらの合わさった混合性尿失禁があります.そのなかでも腹圧性尿失禁,および腹圧性尿失禁の要素の強い混合性尿失禁に対しては外科的治療が有効です.術後は失禁を気にせず出かけられてうれしいなどと,患者満足度が非常に高い手術の一つです.今回は最近多く行われている外科的治療,TOT手術について解説します.
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