A case report of poorly differentiated squamous cell carcinoma of the epipharynx which was discovered by the neck mass.

1999 
頸部腫瘤を契機として発見された上咽頭低分化型扁平上皮癌の1例を報告した. 症例は78歳男性で, 頸部リンパ節穿刺吸引細胞診が施行された. 細胞学的所見では, 腫瘍細胞が散在性に出現し, 細胞質はほとんどみられず裸核状で, 核は円ないし類円形で, 核縁は円滑, 一部の細胞に切れ込みがみられた. クロマチンは細顆粒状で均等に分布し, 増量は軽度で, 好酸性の大型核小体を認めた. 後に得られたリンパ節捺印ではシート状, 小集団, 喀痰標本では疎な結合性がみられたこと以外, 基本的にはリンパ節穿刺吸引材料の所見と同様で原発巣の組織像に類似していた. リンパ節穿刺吸引材料の細胞像から原発巣を推定できなかったが, 喀痰細胞診検査でも同様の腫瘍細胞がみられたにもかかわらず, 肺病変を欠くことが原発巣の確定につながった.
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