A Case Report of Successful Surgical Management of Malignant Melanoma at the Palate and Sigmoid Colon after the Excision of Cervical Lymphnodes Metastasis.
1992
頸部リンパ節転移巣切除9年後, S状結腸病変切除2年1か月後に口蓋底原発巣が発見され, 共に切除可能であった悪性黒色腫の1例を経験した.症例は83歳, 男性.74歳時に, 左頸部リンパ節摘出術の既往がある.1989年1月 (81歳), S状結腸悪性黒色腫に対し, S状結腸切除術施行.この際, 前述の左頸部リンパ節も悪性黒色腫の転移であることが確認された.1989年10月, 悪性黒色腫頸部リンパ節転移再発, 甲状腺癌髄様型にて左半甲状腺切除術, リンパ節郭清術施行.1990年6月, 口蓋底左側に悪性黒色腫原発巣を認め, 口蓋底部分切除術施行, 以後外来にて経過観察中であるが, 現在まで再発の兆候は認められておらず, 悪性黒色腫の消化管転移例としては良好な経過をとっており, 本例に対しては外科的治療が有効であったと考えられる.本邦での悪性黒色腫消化管転移切除例の7例ではいずれも症状の改善を見ており, 単発転移例では手術適応があると思われる.
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