Clinical Efficacy of Pulse therapy of Itraconazole for Tinea Unguium

2003 
爪白癬に対し,イトラコナゾール200mg/日,1週間投薬,3週間休薬というパルス投与を6サイクル行い,治療効果および安全性について検討した。総症例数は24例で,そのうち安全性評価22例,有効性評価20例を解析対象とした。爪甲の混濁比は投与前平均8.2であったが,漸減し,投与終了時には,2.0まで改善した。また,治癒症例は,投与開始後3ヵ月目から認められ,経時的に増加した。投与終了時の治癒率は40.0%で,著効以上および有効以上を示した割合は,それぞれ65.0%,90.0%であった。安全性に関しては,副作用として,咳1例,顔面腫脹1例が認められたが,いずれも投薬中止により改善した。また,臨床検査値の異常変動は認められなかった。有効性と安全性を勘案した有効性評価は,「極めて有用」が65.0%,「有用」以上は90.0%であった。以上の成績より,イトラコナゾールのパルス療法は爪白癬に対して有用かつ安全な治療法と考えられた。
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