Relative notch opening displacement concept for crack initiation in high temperature time dependent fracture of stainless steel.

ステンレス鋼切欠きからのき裂発生時の相対切欠開口変位(RNOD)は,高温クリープ,疲労およびクリープ疲労の重量のすべてに共通して,切欠形状,試片幅,空気中ないし真空中によらず,公称応力および温度にのみ若干依存し,ほとんど一定の値を取る.定常クリープを示す応力・温度のもとでは,RNODの値はほぼ0.25～0.38の範囲をとる.切欠形状や試片幅によって,き裂の発生や進展は,安定,不安定挙動といった異なる挙動を示すにもかかわらず,RNODのほうはこれに無関係に唯一性を示す.