A Resected Case of Gastric Lejomyosarcoma with Adrenal Metastasis after Effective CYVADIC Chemotherapy and Transcatheter Arterial Embolization

2004 
症例は71歳の男性. タール便を主訴に1999年7月30日当院入院となった. 胃X線造影検査および胃内視鏡検査にて前庭部前壁および体上部前壁の2か所に隆起性病変を認め, 生検の結果, いずれも平滑筋肉腫であった. 腹部CT検査では右副腎に径30×25mm の腫瘤を認め, 超音波下針生検にて胃平滑筋肉腫の転移と診断した. 9月13日2病変に対して胃部分切除術を行い, その後cyclophosphamide, vincristine, adriamycin, dacarbazine によるCYVADIC療法を1コース施行したところ, 右副腎転移巣は縮小し, 腹部CT検査上60%の縮小率を認めた. さらに11月10日動脈塞栓療法を施行し, 縮小率は80%となった. 右副腎以外に転移巣を認めず, 2000年3月1日右副腎摘出術を施行した. 病理組織ではviable cellは認めなかった. 副腎摘出術後3年3か月経過した現在,無再発生存中であり, 胃平滑筋肉腫の進行症例に対するCYVADIC療法および動脈塞栓療法の有用性が示唆された.
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