Characteristics of multiple light scattering on highly concentrated mono-dispersed aerosol particles.

1987 
高濃度単分散エアロゾル粒子の多重光散乱特性が, 粒子径と粒子個数濃度を因子として数値的かつ実験的に研究された.数値解析結果から, 多重光散乱次数の増加とともに散乱光強度の角度分布関数が単調となり, やがて散乱角度に依存しなくなることがわかった.また, 散乱光強度の検出集光角度が0~πradという広い範囲の値である場合には, それぞれの粒子径に対する散乱光強度と粒子個数濃度との関係は多重光散乱因子を導入することによって簡単な表現にまとめられた.ここでこの因子は, 粒子1個あたりの多重散乱光強度と単一散乱光強度の比として定義された.単分散ポリスチレンラテックスを使用し, 強い共振レーザービーム中での散乱光強度の実験結果から, たとえ低い粒子個数濃度であっても多重光散乱が起こることが示された.さらに, 散乱光強度から得られた多重光散乱因子の測定データが数値解析結果と定量的に良く一致することが確かめられた.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []