耐酸煉瓦に關する研究 (第4報) パルプ蒸解罐内張煉瓦の侵蝕過程に就て (3)
1941
前報に於てはパルプ蒸解罐體に内張使用せられた種々の耐酸煉瓦に就て化學分析を行ひ其使用中に起る煉瓦の化學成分の變化を檢した. 其結果煉瓦の化學成分の變化は其煉瓦が内張されてゐた木釜中の場所により著しく異るものであつて從つてパルプの蒸解操作法及び蒸煮藥液により煉瓦が蒙る物理的竝に化學的作用は木釜中の個所により異なる事を知つた. 其故に從來の如く蒸解罐體に同一の煉瓦を内張する弊を止め木釜中の場所により適當なる煉瓦を撰擇使用すべき事を提唱した. (少くとも瓦斯部と藥液都の煉瓦を區別使用すべきである). 本報に於ては更に引續いて種々の木釜煉瓦の新品と其等を種々の期間木釜に内張使用した物に就て耐壓強度, 熱膨脹係數, スポーリング抵抗の諸測定を行ひ内張使用による其等の變化状態を檢した.
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