A CASE OF LAPAROSCOPIC REMOVAL OF A DRAINAGE TUBE AFTER ABDOMINAL SURGERY

2007 
症例は43歳, 女性. S状結腸癌に対してS状結腸切除, 虫垂切除を施行し, その際, 左下腹部からダグラス窩へプリーツドレーンを挿入した. 術後経過は良好で, 術後第6病日にドレーンを抜去しようとしたところ, 抜去の途中で抵抗があり, また疼痛の訴えがあったため, 抜去を断念した. その後も抵抗および疼痛の訴えのため, ドレーンを抜去することができなかった. 諸検査から, ドレーン抜去困難の原因として, ドレーン内腔への腹腔内脂肪組織の嵌入が推測された. 術後第9病日, 腹腔鏡下手術でドレーンを抜去した. 大網がドレーン側孔からドレーン内腔に嵌入していたため, 大網を引き出してドレーンを抜去した. その後, 腹腔内組織の損傷および出血の有無を十分に観察して手術を終了した. 術後経過は良好であり, 初回手術より術後第14病日に退院した. 本症例では腹腔鏡下に腹腔内の観察を十分に行うことができ, 安全にドレーンを抜去することができた.
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