Electrochemical behavior of drugs at immiscible oil/water interfaces.

1996 
生体膜に及ぼす薬物の相互作用の情報をとらえるための計測法開発の基礎として,薬物存在時の水/オクタノール/水の3相からなる液膜系(オクタノール液膜系)の電位自励発振現象,並びに薬物の油水界面イオン移動ボルタンメトリーを扱った.液膜系の電位自励発振現象では,バルビツール酸系催眠薬,局所麻酔薬,コリン作動性神経作用薬,あるいはアドレナリン作動性神経作用薬などの薬物添加時の振動パターンの変化はオクタノール/水界面に生じた界面活性剤吸着層と薬物との相互作用を反映していると考えられた.薬物の油水界面イオン移動ボルタンメトリーでは,半波電位が薬物の疎水性の指標と考えられた.薬物のイオン移動ボルタモグラム半波電位に関する近似式を導くことにより,種々の弱電解質薬物のイオン移動を説明することができた.振動パターン及び半波電位などの両手法で得られたパラメーターを,薬物の薬理活性値と対応付けて考察した.
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