CHARACTERISTICS OF INDUCTION OF p27Kip1 AND INVASION INHIBITORY EFFECT OF CEPHARANTHINE ON A HUMAN ORAL SQUAMOUS CELL CARCINOMA CELL LINE
2003
植物アルカロイドであるセファランチンのヒト口腔扁平上皮癌細胞 (B88) に対する浸潤抑制機構の解析を行った。B88細胞をセファランチン (20μg/ml) で処理すると著明な増殖抑制効果が見られ, この際p27Kip1蛋白ならびにmRNAの発現誘導と, サイクリンE, Skp2ならびにc-Mycの発現減弱が見られた。さらにセファランチンはボイデンチャンバーにてB88細胞のマイグレーションを抑制し, アウトグロースをも阻害した。またセファランチン処理B88細胞において, E-カドヘリン, インテグリンα5, maspin の発現増強と, Tiam1, MTA1の発現減弱が認められた。以上より, セファランチンはB88細胞においてp27Kip1をmRNAならびに蛋白レベルにて発現誘導し, 増殖抑制作用を発揮するとともに, 浸潤・転移関連遺伝子や細胞接着因子の発現増強を介して浸潤抑制作用を発現している可能性が示唆された。
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