Radiolytic Degradation of Hexabromocyclododecane in Waste Water from Thermal Insulation-Treatment Factory with Gamma Ray Irradiation
2008
ポリエステル繊維の難燃加工処理工程からの排出源廃水及びその工場の最終廃水中の難燃剤ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)のγ線照射,γ線照射/生物処理による分解除去を検討した。HBCD廃液のγ線照射前後のHBCD濃度,分解率,更に有機物の指標としてのTOC,COD,BOD,また分解生成物である臭化物イオンの濃度を測定した。結果として,100kGyの線量で最終廃水中のHBCDが72.5%分解除去され,またその他の有機物もほとんど分解除去され,更に生物処理と組み合わせることで,HBCDが98%分解除去されることを明らかにした。
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