EXPRESSION OF BCL-2 AND P53 PROTEIN IN B CELL LYMPHOMA OF THE WALDEYER'S RING AND ITS PROGNOSTIC SIGNIFICANCE
1997
ワルダイヤ輪原発の早期B細胞性リンパ腫で, 病理組織学的に中等度悪性群に属する22例を対象として, bcl-2蛋白, p53蛋白の発現をホルマリン固定材料を用いて免疫組織学的に検討した。 bcl-2蛋白は22例中13例 (59%) に陽性で, p53蛋白は22例中10例 (45%) に陽性であった。これらの蛋白の発現が予後に及ぼす影響について非再燃生存ならびに原病生存で検討した。bcl-2蛋白陽性群は陰性群と比べて非再燃生存, 原病生存ともに有意に予後不良であった。一方, p53蛋白の発現は予後には影響しなかった。他の予後因子 (年齢, 性別, 病期, 組織亜型, 亜部位, 多剤併用療法の有無) を含めた多変量解析の結果でも, bcl-2蛋白の発現は有意な予後因子であった。bcl-2蛋白はワルダイヤ輪Bリンパ腫における新たな予後因子である可能性が示唆された。
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