A CASE OF INTRAMESENTERIC PENETRATION OF ASCENDING COLON DIVERTICULITIS
2006
今回われわれは,上行結腸間膜内に穿通し,膿瘍を形成した上行結腸憩室炎症例に対して,根治手術を施行した1例を経験した.症例は53歳,男性.平成11年より右下腹部痛を自覚し,発熱をくり返していたが放置していた.平成14年8月末より右下腹部痛・便秘・発熱が出現,圧痛を伴う手拳大の腫瘤を触知したため当院を受診,精査目的に入院となった.腹部US, CT所見では,右下腹部,上行結腸に一致して腫瘤像を認めた.腹壁および横行結腸との境界が不明瞭で,悪性腫瘍も否定できなかった. CF所見では,腸管内腔に腫瘍を認めず,憩室が散見された.以上の結果から,上行結腸憩室の結腸間膜内穿通による膿瘍の診断で,右半結腸切除術を施行した.摘出標本では,上行結腸憩室から結腸間膜内への穿通が認められた.
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