Visualization of tidal fluctuations on groundwater by resistivity monitoring method

2007 
琉球石灰岩の分布地域において地下水の挙動を非破壊で明らかにすることを目的として,比抵抗法2次元探査の繰り返しによる比抵抗モニタリングを行った。約2時間毎に36回測定した2極法データは,見かけ比抵抗断面図上では明瞭な変化を示さない。しかし,ノイズデータを除去した後の測定断面毎の見かけ比抵抗変化率平均値は,約7%の幅で24時間及び12時間程度の周期の変化を示した。これらの変化は近傍の潮位推算値における日潮不等パターンと逆位相で一致した。さらに差トモグラフィ解析により,主な比抵抗変化部は潮汐により地下水面変動が生じている地下水面付近であることが把握できた。以上より,島嶼・沿岸地域で問題となる塩水化した地下水の挙動を把握する上で,比抵抗モニタリング法の有効性が示された。
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