Alkylation of Diphenyl Oxide with Long Chain Olefins Using Smectite Clay Catalysts.

2002 
各種スメクタイト粘土触媒を長鎖オレフィンによるジフェニルオキシドの液相アルキル化反応に用い,触媒物性(細孔等)と反応生成物の関係を考察した.酸処理により生成するメソ細孔を持つものはかさ高い基質の反応に高い活性を示し,AlCl3に代替しうる.一方,カードハウス構造を持つサポナイトはY-型ゼオライトと似た反応組成を与えた.また,シート構造を持つモンモリロナイトは,高温処理ではシート収縮により活性を失うが,120 °C程度の乾燥条件下では酸処理品に準じた活性を示した.生成物のかさ高さと細孔径との間には相関が認められ,大きいものほどポリアルキル体,およびo-体の比率が高くなった.側鎖アルキル異性体分布はp-体においては広くなるが,これは置換基の立体障害と一部オレフィンの異性化のためと考えられる.一次元細孔を持つモルデナイトは,直線形状を持つ生成物に対して選択性を示した.粘土系触媒は生成物組成の面からミクロ細孔系触媒と均一系触媒の中間に位置づけられた.
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