An autopsy case of rheumatoid arthritis associated with proliferative endarteritis died of sudden severe melaena

1996 
症例は68歳,男性.悪性関節リウマチの治療のため入院した.入院第10病日目,呼吸困難を訴え,その後大量の下血が認められた.その原因として,血管炎および急性心不全の増悪が考えられ,各種治療を行ったが,効果なく,第13病日に死亡した.剖検では,結腸から直腸に出血性梗塞が観察され,腸間膜動脈内膜の著明な肥厚が認められた.しかし,壊死性病変や炎症細胞の浸潤は認められなかった.このことから本症例の急激な大量の下血の原因は血管炎そのものの増悪というよりは閉塞性血管病変に循環不全が加わり,腸梗塞を生じた結果によるものと考えられた.
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