Modal composition and its belonging of the pre-Neogene sandstone at Edosaki observation well in the northeastern part of the Kanto Plain, central Japan

2006 
江戸崎観測井は茨城県稲敷郡江戸崎町で掘削され,掘削深度は1234.0mに達した.この観測井の層序は,上位より,下総層群,上総層群,先新第三系である.先新第三系は砂岩や泥岩からなり,正確な年代は不明なまま扱われてきた.この区間の砂岩のモード組成と砕屑性ザクロ石の化学組成を検討した.また江戸崎観測井先新第三系と比較のため,関東地方に分布する白亜系-暁新統の砂岩についてもそのモード組成を検討した.その結果江戸崎コアの砂岩は,QmFLt図ではDissected-Transitional Arc起源の砂岩組成領域に集中し,跡倉層にモード組成では比較的類似することが判明した.さらに砕屑性ザクロ石は跡倉層から報告されているその化学組成と一部類似している.跡倉層は,関東山地では三波川変成岩の上にクリッペとして累重していることから,江戸崎観測井は領家帯上ではなく,三波川帯上に位置していることを示唆する.
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