Human papilloma virus (HPV) 16型DNAが検出され, Bowen病を示唆する組織学的所見を有した爪囲の疣贅様病変の1例

1991 
手指爪囲に発症した疣贅様病変の一部に, Bowen病を示唆する組織学的所見を示した1例を経験した。本症例について, 酵素抗体法, Southern blot hybridization法を用いて, Human papilloma virus (HPV) との関与につき検討したところ, 病巣よりHPV抗原ならびにHPV16型DNAが検出された。この結果は, 本症例の組織学的なBowen病様変化の発現に, HPV16型の感染が関与している可能性を示唆していると考えられた。
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