Infrared Spectrometry of Cellulose-Methyl Methacrylate Graft Copolymer.

1961 
硝酸セリウム塩を開始剤に用いてえられたセルロース-メチルメタクリレートグラフト共重合物のグラフト量を,赤外線吸収スペクトルを利用して定量する方法を検討した。メチルメタクリレートの>C=0 の吸収5.7μと, セルロースの吸収6.1μをキーバンドとして, ポリメチルメタクリレートとセルロースの混合物から検量線をつくり,ポリメチルメタクリレートの含有率が50%まで直線性を示す関係がえられた。この検量線を用いると50% までは±3% の誤差でグラフト量を定量できる。含有率が50%以上のものは適当にセルロースでうすめればよい。
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