A Case of Adenosquamous Carcinoma of the Sigmoid Colon with Paraaortic Lymph Node Metastasis
2011
症例は60歳代,男性で,下血を主訴に近医受診した.大腸内視鏡検査で,S状結腸に亜全周2型の腫瘍を認め,手術目的にて当院紹介受診となった.上腹部造影CT検査にてinteraorticからretrocavalに及ぶ多発性傍大動脈周囲リンパ節転移を認めた.S状結腸切除術を施行した.また,傍大動脈周囲リンパ節転移巣の一部を切除した.病理組織学的検査では,粘膜内から奬膜下層へかけて一部に腺腔形成をともないまたシート状に増生する腫瘍が混在し,一部には角化像もともなっていた.以上より腺扁平上皮癌と診断.病理組織学的進行度は,pSS,N1,P0,H0,M1(No. 216), stage IVであった.退院後,m-FOLFOX6療法を6クール施行した.術後14カ月の,平成22年2月に施行した腹部CT造影検査にても傍大動脈周囲リンパ節転移に対してCRを維持しており,他に再発を認めておらず経過良好である.
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