A Case of Spontaneous Mediastinal Emphysema with Spontaneous Pneumothorax

2009 
症例は 72 歳の男性.慢性腎不全で透析を受けていた.胸部違和感と労作時の呼吸苦を主訴に胸部 X 線写真を行い,右肺の虚脱を認めため,直ちに胸腔ドレナージを行った.ドレナージ直後より肺の膨張は良好で気漏も認めなかったが,3 日後より著明な皮下気腫が出現した.ドレナージチューブからの空気の流出を認めなかったため,ドレーンの閉塞を考えドレナージを入れ替えたが気漏は認めなかった.胸部 CT 上,皮下気腫,縦隔気腫を認め,ドレーンからの気漏は認めないことから,自然気胸に続発した特発性縦隔気腫と診断した.肺の気腫化や透析患者などの肺の脆弱化した症例では,特発性縦隔気腫を併発することも考慮して治療にあたる必要がある.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []