自発呼吸を生かすモード(2)吸いたいときに吸って吐きたいときに吐けるPSV
2013
PSV(pressure support ventilation;圧支持換気)とは,全ての自発呼吸に同調し,吸気時間が変動する呼吸モードである.「吸いたいときに吸い」「吐きたいときに吐く」ことができ,吸気時間は児の自発呼吸による吸気時間や肺コンプライアンス(肺の軟らかさ)に応じて決定される.最大吸気圧は設定した圧に達するのが基本である.また,自発呼吸が設定呼吸回数に達しない場合には不足分の呼吸回数を強制換気で補う.PSV は理論的には肺の過伸展を防ぎ「肺にやさしいモード」といわれているが,全ての呼吸管理において万能ではなく,適応症例を選ぶ必要がある.
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