AN DISCREPANCY IN IMAGING OF MULTIPLE LATE PULMONARY METASTASES OF RENAL CELL CARCINOMA

2011 
症例は15年前左腎細胞癌に対して左腎摘手術を受けた既往のある80歳女性.CT上左肺S8,S10に腫瘤性病変を認めた.S8の腫瘤は内部不均一な造影効果を伴い,S10の腫瘤は内部均一な高濃度領域を示した.FDG-PETを施行したところ,S8病変においてSUVmax=9.5であり,S10病変のSUVmax=1.5に比べより高い集積を認めた.S8病変を転移巣,S10病変を良性疾患と判断し,胸腔鏡下左肺部分切除にて両方の病変を摘出した.術後切除標本病理結果は,いずれの病変も腎細胞癌原発のClear cell carcinomaの遠隔転移であった.S10病変は微小血管がより多く存在しており,造影CTにおいて強い造影効果示していると考えられた.一方S8病変の細胞異型度は,Grade2からGrade3相当,MIB-1/Ki-67値は18.9%と高値を示しており,FDGの高い集積性を示していると考えた.本症例における画像・病理組織学的相違を,若干の文献的考察を加えて報告する.
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