A CASE OF ADULT INTUSSUSCEPTION DUE TO PRIMARY CARCINOMA OF THE SMALL INTESTINE DIAGNOSED PREOPERATIVELY
2003
術前原発性小腸癌が原因と診断しえた成人腸重積症の1例を経験したので報告する.症例は52歳の女性.平成11年9月より貧血の精査および保存的治療を受けていた.平成12年4月,貧血が悪化したため胸腹部造影CT施行し,左側腹部にmultiple concentric ring signを認め腸重積症の診断で入院となった.小腸透視・内視鏡検査および血管造影検査にて,原発性小腸腺癌による腸重積症と診断し手術を施行した.術中所見ではTreitz靱帯より約30cm肛門側の空腸が腫瘍を先進部に約10cmほど順行性に重積していた.用手整復後,所属リンパ節を含め小腸切除術を施行した.切除標本ではほぼ全周性の潰瘍浸潤型,大きさ9×5cmの腫瘍を認めた.病理組織学的には中分化型腺癌でリンパ節転移はなかった.術後2年8カ月の現在,再発の兆候なく外来経過観察中である.
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