2―ヒドロキシ―4―メチルチオ酪酸(mha)の取得法

1996 
(57)【要約】 メチルメルカプトプロピオンアルデヒド(MMP)への青酸(HCN)の付加反応及びその際に得られるメチルメルカプトプロピオンアルデヒドーシアンヒドリン(MMP−CH)の、硫酸を用いる加水分解によって得られる反応混合物からMHAを単離し、この場合、反応混合物を、本質的に水と混合不可能な有機溶剤と、液−液抽出システム中で接触させて、溶剤と、反応混合物から変換されたMHAとを有する抽出溶液を形成させ、MHAを、前記抽出溶液からの抽出物として蒸発によって取得する際の公知の方法により、装置の運転に塩含有廃液流の蒸発を必要とするSK装置を用いるカップリングによる硫酸塩廃液流問題が解決される。本発明によれば、反応混合物の塩含量を、液−液抽出の前に、反応混合物の非有機性成分の総和に対して、約>50重量%(wt/wt)、有利に>55重量%の濃度にすることによって、方法全体のエネルギー収支を改善し、強力な腐食性溶液の蒸発を回避し、加水分解工程における変換率を上昇させ、かつ抽出の際の分配係数を改善することができる。飼料用添加物質。
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