Purification and Characterization of Ovoinhibitor from Japanese Quail Egg White.
1992
うずら卵白より,アルコールによるステップワイズ分画法,Sephadex G-75ゲルクロマトグラフィー, DEAE-Sepharose CL-6Bイオン交換クロマトグラフィー,焦点電気泳動,さらに逆相HPLCにて均一なオボインヒビターを調製した.本インヒビターの糖含量は1.6%, pIは6.9,分子量は53,000で, N末端アミノ酸はIleであった.うずらオボインヒビターはpH2~8で安定であり,とくに酸性で強い耐熱性を示した.また,ペプシン消化に対しても抵抗性を示した.本インヒビターはウシトリプシンやウシキモトリプシンに対してのみならず,ブタエラスターゼや微生物由来のサブチリシンに対しても強い阻害作用を示した.
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