Clinical study of patients with chronic obstructive pulmonary disease and lung cancer.

1986 
COPDに合併した肺癌症例の臨床的検討を行った.肺癌患者中, COPDがあった例は9%であった.性別では, 男性が圧倒的に多く, 年齢の中央値は69才であった.B.I.400以上の喫煙者は86%を占め, 組織型では類表皮癌が62%と最も多かった.原発部位に関しては, S1, 2, 3+S6のupper zoneに多い傾向が認められた.低肺機能のため, 切除例は9%と少なく, 無治療例が19%を占めていた.Bleomycin (BLM) 投与例における, 間質性肺炎の発生頻度はCOPD合併例と非合併例で差は認められなかった.中間生存期間は6ヶ月であった.BLM-MMC療法が施行された類表皮癌例に限定してCOPD合併例と非合併例の生存曲線を比較すると, 前者の方が予後が悪かった.死因としては, 肺感染による呼吸不全死が多い傾向にあった.
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