Hepatocellular carcinoma, developed in sonographic hyperechoic nodules in chronic liver disease.

1990 
慢性肝疾患患者のUSによる経過観察中に出現した血管腫様の高エコーを呈する小腫瘤性病変のうち3ヵ月以上,無治療経過観察が可能であった16例18結節において腫瘤径,US像の変化を検討した.このうち6例7結節と高頻度に肝細胞癌と診断された.いずれも腫瘤径の増大を認めたが5例は腫瘍容積倍加時間が140日以上のslow-growingな肝細胞癌であった.3例4結節は辺縁高エコー・中心低エコーのいわゆる“Bright loop”像に変化した.経過観察中5例に娘結節の出現を認めた.これらの腫瘍は高エコーの時点では血管造影陰性であり早期確定診断には超音波誘導下組織生検が有用であった.
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