Relationship between atherosclerosis in the cerebral and coronary arteries. Cerebral and coronary angiographic findings in 17 patients.

1994 
脳動脈と冠動脈における動脈硬化性病変の関連性を知るために, 当センターで脳血管造影検査と冠動脈造影検査の両方を施行した17症例についてretrospective studyを行った.以下の結果が得られた. (1) 全例が男性だった. (2) 危険因子として喫煙, 高脂血症および高血圧が高率に認められた. (3) 14例では冠動脈疾患が先行していた. (4) 頭蓋外脳動脈 (頸部内頸動脈および椎骨動脈) の狭窄度と冠動脈狭窄度との問に相関がみられた (Spearman rank correlation;p<0.05). (5) 一方, 頭蓋内脳動脈 (頭蓋内内頸動脈, 中大脳動脈M1部, 後大脳動脈, 脳底動脈) の狭窄度と冠動脈狭窄度との間に相関はみられなかった.この結果から頭蓋外脳動脈の動脈硬化のメカニズムは冠動脈硬化のそれと関連性が高く, 性別・喫煙・脂質代謝・血圧などの因子が関与している可能性が示唆された.
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