A STUDY OF RISK FACTORS FOR RECURRENCE IN STAGE II COLORECTAL CANCER

2010 
目的:stageII大腸癌の再発危険因子を明らかにし,術後補助化学療法の適格症例を検討する.対象と方法:1993年1月~2005年12月の間に手術が行われ組織学的に根治度Aと診断されたstageII大腸癌195例を対象とした.再発の有無について各臨床病理学的因子を用い単変量解析を行い,多変量解析により再発危険因子を選択し,生存率解析を行った.結果:再発に寄与する因子は単変量解析で性,年齢,深達度,ly,vで有意差を認め,多変量解析でly,性,v,深達度が再発危険因子に選択された.これらの再発危険因子を2つ以上有する症例は再発率27.9%以上,累積無再発5年生存率61.2%であり再発高リスクstageIIと考えられた.再発高リスクstageIIにおいては術後補助化学療法の有無別で累積無再発5年生存率に有意差(p=0.53)を認めなかった.考察:再発危険因子はly,性,v,深達度であり,これらの再発危険因子を2つ以上有する症例は再発高リスクstageIIと考えられた.術後補助化学療法の効果についてはrandomized controlled trialが必要と考えられた.
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