Recent Developments in Transition Metal-Catalyzed Polymerization I. Development of Clay Mineral-Based Metallocene Catalyst.

2002 
筆者らは, メタロセン触媒系において, 高性能で安価な活性化剤 (助触媒) を探索し, 粘土鉱物をメタロセン錯体と組み合わせると, きわめて高い活性が発現することを見いだした. また, 粘土鉱物が, 単に活性化剤として機能するだけでなく, 生成ポリマーの分子量分布や組成分布を変える働きを有していることも見いだした. さらに, 粘土鉱物は固体であるため, それ自身担体としても機能する. このため, 粘土鉱物担持型のメタロセン触媒は, スラリー重合, バルク重合, 気相重合プロセスに対して, “drop in触媒”として適用可能である. 本報では, 粘土鉱物を触媒成分とするメタロセン触媒について, 特に粘土鉱物に焦点をおき, その基本的機能と多用性 (versatility), ポリエチレンの物性改良に向けた粘土鉱物の化学修飾, およびポリプロピレン製造への適用と工業化検討の一端を紹介する.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    4
    Citations
    NaN
    KQI
    []