A CASE OF COLONIC PERFORATION CAUSED BY A TRANSANAL DECOMPRESSION TUBE IN A COLONIC OBSTRUCTIVE PATIENT

2002 
経肛門的イレウス管挿入後に発症したイレウス管による結腸穿孔の1例を経験した.症例は54歳,女性.横行結腸人工肛門閉鎖術施行後に吻合部の狭窄による腸閉塞がみられた.経肛門的に内視鏡にて狭窄部の拡張を行うとともに減圧目的にイレウス管を狭窄部を越えて挿入した.イレウス管挿入後2日目に腹痛と発熱が出現したためイレウス管造影を行ったところ減圧された結腸壁を管の先端が圧迫していた.イレウス管を抜去するも腹痛は改善せず,腸管穿孔と判断し緊急手術を行った. 近年大腸の狭窄による腸閉塞に経肛門的イレウス管が有用とされているが,拡張腸管の減圧にともない管の先端による腸管壁穿孔がみられることがあり合併症としての留意が必要である.
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