An improved case of bedridden mental impairment with normal pressure hydrocephalus associated with acoustic neurinoma after tumor resection

2008 
症例は67歳女性である.65歳より歩行障害,発語障害が出現した.その後認知障害が生じ尿便失禁・寝たきり状態となった.入院時無言状態で昏迷,下肢優位に錐体路徴候を呈し,CT, MRIで脳室拡大と小脳橋角部腫瘍が判明した.髄液圧は正常で,髄液蛋白は上昇していた.RI脳槽造影ではRIの脳室内逆流と72時間後の残存があり,正常圧水頭症と考えられた.腫瘍摘出後,脳室拡大と髄液蛋白は減少し認知障害と運動障害は改善した.腫瘍は聴神経鞘腫であった.聴神経鞘腫にともなう正常圧水頭症は50%から78%ほどが腫瘍摘出のみで症状が改善するため,認知障害と下肢優位の錐体路徴候を呈す寝たきり患者で鑑別を要する疾患のひとつと考えられる.
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