EFFECTS OF PRONE POSITION THERAPY AND BREATHING PHYSIOTHERAPY FOR GRAVITY ATELECTASIS DUE TO FLAIL CHEST AND PELVIS BONE FRACTURE-A CASE REPORT-

2009 
交通外傷による胸郭動揺・骨盤骨折を契機に発症した重力性無気肺に対して腹臥位療法・呼吸理学療法併用が有効であった1例を経験した.症例は49歳,男性.高速道路で側壁に衝突し当院救急搬送.胸郭動揺,骨盤骨折の為,長期安静が必要となり重力性無気肺を発症した.その後,選択的気管支送気術を行ったが無気肺は改善せず,呼吸状態が悪化し生命維持困難な状況となった.骨盤内再出血の危険性があったが腹臥位療法を実施したところ,著明に無気肺が改善した.重力性無気肺に対して腹臥位療法は,換気/血流比の改善,体位ドレナージ効果,臓器圧迫解除による横隔膜運動の改善が得られることで酸素化が改善する.本症例では呼吸理学療法の併用も有効であった.
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