Estimation of Atmospheric Water Vapor Effects on Satellite InSAR Observation

2010 
干渉SARによる地殻変動観測の主要な誤差要因の一つに電波の大気遅延がある.大気遅延は,標高や水蒸気水平分布の違いによって発生する.詳細な気象データがなければ,水蒸気水平分布の影響を評価することは非常に困難になる.ここでは詳細な気象データがない時期の衛星JERS-1干渉SARに対して,水蒸気分布の影響を評価する類似天気図法を検討する.濃尾平野でのJERS-1干渉ペアを例として,メソ数値予報モデルGPV-MSMデータを用いて衛星観測日の水蒸気分布を復元し,水蒸気分布の違いによる大気遅延を定量的に評価する.二つの観測日における屈折指数差の鉛直変化は簡単な線形関係ではないことを示している.研究対象地域における大気遅延量水平分布の最大差は約38mmとなる.GPV-MSM水蒸気データから推定した大気遅延量と差分干渉位相の空間分布パターンは類似している.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    7
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []