A Case of G-CSF-producing Metastatic Gastric Cancer from Lung Carcinoma

2005 
症例は75歳の男性で, 平成13年6月に原発性肺癌のため他院で左肺全摘出術, 平成14年2月に胃腫瘍のため胃部分切除術をうけ, 肺癌の胃転移と診断された. 同年6月発熱, 全身倦怠感, 食欲不振のために当院を受診した. 胃穹窿部に表面不整な隆起性腫瘤を認め, 生検でmalignantgastrointestinal stromal tumor と診断されたが, 肺癌の胃転移も否定できず, 噴門側胃切除術を施行した. 病理組織学的検査, 免疫組織化学染色, 術前の血清Granulocyto-coloneystimulating factor (以下, G-CSF) 値が高値であったことより, 肺癌術後のG-CSF産生転移性胃癌と診断した. 同年12月, 横行結腸間膜に腫瘤を形成したために, 腫瘤切除術, 横行結腸部分切除術を行った. やはり, 肺癌の転移であった. G-CSF 産生肺癌の胃転移症例は予後不良とされるが, QOL の改善を考慮した外科的治療が必要となることがある. 今回, 肺癌術後のGCSF産生転移性胃癌の1例を経験したので報告する.
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