99mTc-Methylene diphosphonateの両側腎び漫性異常集積の定量的検討

99mTc-MDPの両側腎び漫性異常集積“hot kidneys”について, その定量化を検討した。その結果われわれの施設では骨シンチグラフィ1100例のうち, hot kidneysを呈したのは7例 (0.63%) であった。またhot kidneysの定量化としてA/D変換した画像より腎/腰椎accumulation density ratio (index) を求め, 対照群 (8例) と比較すると, 両者間に明らかな有意差を認めた。よってaccumulation density indexはhot kidneysの判定のさい, 有用な指標になるものと考える。