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Surgery for rectal cancer.

1985 
自験直腸進行癌の治癒手術例382例の累積5年生存率は全体で59.4%, Dukes Aでは100%, Bでは74.2%, Cでは40.1%であった. 側方郭情を伴ういわゆる拡大郭清施行例は通常郭清例より生存率が高く, とくに下部直腸癌でリンパ節転移陽性のもので大きな差があった. 拡大郭情ではリンパ節の郭情以外に病巣周辺の広範囲切除も行われることがその理由と考えられた.他臓器合併切除は腟後壁切除以外には効果が少く, 骨盤内臓全摘術では比較的良い成績が得られた. また骨盤内自律神経を確認し温存する手術も, 機能保持上極めて有効で, 根治性についても満足できる症例が少なくないと思われた.
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