EVALUATION OF SCALING PROGRESS IN HARBOR CONCRETE STRUCTURE IN HOKKAIDO DURING APPROXIMATELY 10 TO 40 YEARS
2008
建設から10数年および約40年間北海道の沿岸に曝された防波堤の上部天端面において,コンクリートの物理·化学調査を実施し,スケーリングの進行性に関して解析による検討を行った.調査では,圧縮強度が35MPa以上で,深さ0∼50mmのコンクリートの品質が良好な防波堤では約40年に亘り比較的優れたスケーリング抵抗性を有していたこと等が確認された.これらの調査データを重回帰分析し,重み係数を乗じた影響因子を組み合わせたスケーリング進行性指標値γを提案した.γの常用対数をとったlogγが概ね0以上の防波堤は大きな剥離度を呈する等,劣化予測手法としてのγの有効性を確認した.さらに,コンクリート内部の損傷状況の評価に際しての留意点も考察した.
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