An operated case of bronchial mucoepidermoid carcinoma in a young man with mucoid impaction

2002 
症例は25歳男性.気胸にて近医で加療時に胸部異常陰影を指摘され当科紹介受診した.胸部レントゲン写真で左下肺野に腫瘤影及びそれに連続する塊状影を認めた.胸部CTでは左B9+10を閉塞する腫瘤影とmucoid impaction像を認めた.気管支鏡では左B9+10入口部に内腔をほぼ閉塞する腫瘤を認めた.術中迅速診断で粘表皮癌と診断され, 左下葉S9+10区域切除術+気管支形成術を施行した.切除標本では左B9+10を閉塞する35×35×40mm大の腫瘤を認め, 末梢気管支に著明なmucoid impactionを認めた.組織学的には, low-grade malignantな粘表皮癌で気管支壁内に限局し, リンパ節転移も認めなかった.術後2年, 再発を認めていない.本症例は, 同側の気胸を契機に発見されており, また, 著明なmucoid impactionも認め, 興味深い症例と考え報告した.
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