Sporotrichoid Mycobacterial Infection

1998 
52歳の女性。死んだ熱帯魚を処分し水槽内を清掃した1ヵ月後に右第1指の爪周囲に結節が生じ, その後右手関節部にも結節が出現, さらに前腕屈側に皮下結節を生じた。スポロトリキン反応は陰性で, ツベルクリン反応が強陽性であった。病理組織像は乾酪壊死を伴う類上皮細胞性肉芽腫であった。生検組織の培養では抗酸菌が分離され, DNA-DNAハイブリダイゼイション法でMycobacterium marinumと同定された。塩酸ミノサイクリンの内服3ヵ月で右第1指と手関節部の結節は平坦となり縮小したが, めまいと顔面浮腫が生じたためレボフロキサシンに変更し, さらに2ヵ月間内服した。その後, 残存した右前腕の皮下結節を切除し略治状態となった。
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