ANALYSIS OF PATIENTS WITH PULMONARY METASTASIS FROM HEAD NECK CANCERS IN DEPARTMENT

1995 
頭頸部腫瘍196症例において, 肺転移に関する種々の要因, 肺転移に対する治療法とその予後について検討した。肺転移出現率は18.5% (36/196) で性差は認めず, 有肺転移群の5生率は33.3%, 無肺転移群の5生率は57.6%と有意差を認めた。原発腫瘍発生部位としては原発不明症例, 下咽頭癌に多い傾向が認められ, 組織型では腺様嚢胞癌で有意に多く肺転移が認められたが, 原発腫瘍のT, N, Stageでは差を認めなかった。肺転移出現までの期間とその後の生存期間には正の相関があるが, 原発腫瘍に対する一次治療により肺転移出現後の生存期間に差は認めないのに対し, 維持療法として経口5FU製剤と免疫療法の併用群で肺転移出現までの期間が有意に長かった。肺転移出現後の治療と予後について, 肺以外に腫瘍の存在しない症例で手術あるいは手術と化学療法併用群にのみ非担癌生存症例が認められた。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    3
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []