天然型インターフェロン(IFN)-α単独投与によりPh1陽性細胞が消失し,細胞遺伝学的寛解持続中の慢性骨髄性白血病(CML)の1例
1991
患者は39歳,女性,検診の際発見された無治療慢性期CMLの1例,初診時検索された全ての細胞にPh1陽性であった.天然型インターフェロン-αによる単独療法を行い,問題となる副作用なく, 12カ月目以後骨髄中Ph1陽性細胞の消失を持続するという,細胞遺伝学的著効を得た.現在週2回投与にて寛解を持続している.インターフェロンの効果と臨床的背景との関係,長期予後を検討する上で興味ある症例と考え報告する.
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