A CASE OF ADULT IDIOPATHIC INTUSSUSCEPTION ACCOMPANIED BY NEPHROTIC SYNDROME

2010 
症例は72歳,女性.高血圧,鉄欠乏性貧血で当院内科通院中であった.両下腿浮腫で外来受診され,ネフローゼ症候群を指摘されていた.受診翌日に血便,腹痛を主訴に当院内科外来を再受診.右側腹部に腫瘤を触れ,腹部CTで上行結腸の腸重積とそれに伴う腸閉塞像を認めた.イレウス管による減圧によっても改善を認めず,手術を施行した.回結腸型の腸重積であった.用手的に整復を試みたが不可能であった.腫瘍による腸重積も考え,回盲部切除を行った.病理所見では重積部には腸管浮腫のみで,特発性腸重積症と考えられた.術後にステロイドパルス療法などを行い,現在ネフローゼ症候群は寛解状態にある.他疾患に併存した成人特発性腸重積症は本邦ではこれまで報告が無く極めて稀な症例であったと思われる.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    4
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []