Glenoid Osteotomy for Severe Multidirectional Instability after Fracture-Dislocation of Shoulder: A Case Report

2008 
肩関節脱臼骨折後の重度下方不安定症に対し,臼蓋骨切り術が有効であった1例を報告する.症例は57歳,女性.約2m高より転落して左肩関節脱臼骨折(Neer fracture-dislocation 2part)を受傷した.徒手整復後三角巾固定されていたが,受傷3週経過して肩関節下方脱臼が遺残するため当科へ受診した.左上肢の筋力低下としびれ感,肩関節の運動時痛と拘縮を認めた.sulcus signとload and shift testは陽性であったが,他の関節に緩みは認めなかった.Inferior capsular shift法を施行したが,1週間後に下方への亜脱臼を再発したため,関節臼蓋骨切り術を施行した.術後2年の現在,矯正損失なく,自動挙上150度可能である.下方への重度不安定症に対しては,臼蓋骨切り術によって関節の適合性と腱板機能を回復させることが重要である.
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