Application of Sewage Melting Slag to Self-Compacting Concrete

1999 
下水道整備事業の進展により, 下水汚泥は今後益々増加するものと予想される。下水汚泥は産業廃棄物として主に埋立処分されているが, 埋立地の確保が困難なことから, 焼却または溶融処理による減量化と同時にそれら溶融スラグの有効利用が模索されている。本研究は下水汚泥の建設資材への有効利用を目的に, バイブレータによる締固めを行わなくとも自ら充填するコンクリート (高流動コンクリート) への適用性をフレッシュおよび硬化性状について検討した。その結果, 微粉砕した下水汚泥溶融スラグは, 高流動コンクリート用混和材としてフレッシュ性状を満足できること, 硬化後においても, 通常の高流動コンクリートとほぼ同程度の性質を有することなどが明らかになった。
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