A CASE OF ACINIC CELL CARCINOMA OF THE PANCREATIC BODY

2000 
症例は46歳男性, 2年前の人間ドックで膵腫瘤を指摘されたが放置,平成9年1月当院受診し精査となる. USにて膵体部に2.0×1.9cmの低エコーで内部に石灰化を伴う腫瘤を認めた. CTでは周囲が膵と等吸収域,内部低吸収域で一部に石灰化を伴う腫瘤を認めた.リンパ節腫脹は認められなかった. ERCPでは主膵管のわずかな圧排像を示す以外は所見無く,腹部血管造影において明らかな栄養血管や腫瘍濃染像は認められなかった.悪性腫瘍も否定できないため,平成9年7月17日,膵体尾部脾合併切除術を施行.病理組織学的検査では,腺房細胞癌であった. 経過良好で術後2年の現在再発は認めていない.以上,比較的まれな膵腺房細胞癌の1例を経験したので,免疫組織所見と電顕所見を加え報告する.
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